大増税時代
税理士会の研修でした。
相続税の改正がテーマでしたが、会員相談員もやっていらして、実際の訴訟のお話だとか、外国の税制だとか、相続税の歴史、考え方だとか、とてもとても参考になるお話ばかりでした。
心に残った言葉
1.税理士として、顧客を守らなくてはイケない。
銀行、コンサルティン会社が持ってくる「節税商品」から顧問先を守らなくてはいけない。
先生は、銀行などからのうまい話を突っぱねて(顧問先を守って)、10年間、銀行からの紹介がないそうです。
税法の1つの部分だけにスポットをあてて顧問先に売りつける所がかなりあるそうで、それも、税理士がきっちりと、財産管理まで任されるようになれば、絶対に守れる話だとのこと。
2.40過ぎたら海外の税制も学べ
相続税がこんなに高い国はない。
他国へ行ってみて、税制を学ぶと、日本の税制が良く分かる
特に今後の日本のあり方は問題が出てくる
税制連に税制改正要望を!
3.パソコンに頼らす、もっと勉強せよ
会計ソフト、税務ソフトでの間違いで、ある大きな企業の株式評価が間違っていた。
最近の税理士はパソコンに頼り過ぎている。
どれもこれも心に響く言葉でした。
本来税理士以外のコンサルティング会社などは、税務相談をしてはいけないのに、税務を絡ませた商品を開発して、顧客から財産を奪い、更に親子関係も悪化させることがある。
税務に関することは、顧問税理士に全てお任せできるような信頼関係を作り上げて、顧問先を守っていくのが、税理士の仕事だ!
と強く仰ってました。
今年は、できる限りの相続対策をやっていく必要を感じました。