相続と保険

先日御相続人様から、ある生命保険会社から保険金が入ったが、これを保険会社の方で預り、相続人の契約で再度保険に入るという提案を受けて、そのまま契約したが、これでいいのかどうかとご相談を受けました。

実はこちらの保険会社さんは、このように、据え置きという方法で、保険金を支払わずに、相続人と保険契約を取り交わして、再契約するというのが得意なようです。

今回、こちらの相談者様については、相続財産を全て評価し、相続人の10年間のキャッシュフローを計算して、第二次相続税が出るかどうかをシュミレーションしていました。
その結果、保険会社が提案したやり方では、非常に不利になると思われたので、即、契約を取り消すよう強くお勧めしました。

保険は、非常に高額な買い物です。
今回も1000万円の現金を見ることなく、保険会社に預けてしまう所でした。

今回はクーリングオフの対象になったようですが、いつもこうとは限りません。

クーリングオフされたなんて、きっと、保険会社の担当者にとっては、会社内でもバツが悪いはず・・・
担当者が何度も通って獲得した契約のようでした。

「一度税理士さんとお話がしたいです」と仰っていたそうですが、今回はどうしても保険会社のやり方に納得がいきませんでした。

結果として上記の保険会社に契約者を変更して契約することになりましたが、この保険会社のやり方、非常に疑問です。

友人のFPにも相談しましたが、同意見でした。
ちなみに、私は、熱血税理士というふうな感じではないですよ!